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ヴィトン×オフホワイトやSupremeを筆頭に、最近ではプラダ(PRADA)とアディダス(adidas)、フェンディ(FENDI)と吉田カバンなど、もはや異色のコラボは定番の話題となっています。

そして2020年。
日本のHIPHOPカルチャーの火付け役となった「A BATHING APE®」、通称「BAPE(ベイプ)」と、老舗ブランド「コーチ(COACH)」がまさかのコラボ。

今回はそれぞれのブランドの特色とコラボに至った背景、気になる買取相場と今後についてお伝えします。

日本を代表するストリートブランド「BAPE」
そして1941年誕生NYで誕生した「COACH」

引用元:https://bape.com/pages/coach/

BAPE(A BATHING APE®)は1993年に誕生。
いわゆる裏原系ファッションとして、10~20代の若者に人気を博しました。

創設者はNIGO。その名の由来は日本のファッション界をけん引する藤原ヒロシに外見が似ていたため、「2号」=NIGOからきていると言われています。
当時の男性ファッション誌「POPAYE」や「ホットドック・プレス」のスタイリストとして活躍後、ブランドを立ち上げました。
40代以上の女性の方にとっては、女優・牧瀬里穂さんの旦那様というとわかりやすいかもしれません。

デザインはいわゆるストリートファッションを軸に、ブランドの正式名称である「「A BATHING APE IN LUKEWARM WATER(=ぬるま湯につかった猿)」から、猿のアイコンが特徴的。
BAPEを知らずとも、下の悟空に隠れているキャラクターを見ればピンとくる方もあるのではないでしょうか。

これが通称「マイロ」という猿。
ドラゴンボールの他にも、キティちゃんやNARUTO、ウルトラマンともコラボしています。

一方COACHは言わずとしれたニューヨークのブランド。

主にブラウンを基調にしたバックに「C」をかたどったデザインは、誰でも一度は見たことがあるでしょう。

ブランド設立当初は主にレザーグッズを手がけていましたが、その後幅を広げキャンパス地なども使用。
今は一企業としてコーチを筆頭に、「ケイト・スペード」「スチュアート・ワイツマン」を展開しています。

このようにストリートブランド×老舗ブランドのコラボが生まれたことには、どんな背景があったのでしょうか。

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ターゲットを若年層に特化。
ブランドの広がりに期待か

引用元:https://www.photo-ac.com/profile/1042516

今回のコラボの目的はズバリ、「若者に対する訴求」です。

BAPEとコラボが爆発的に売れたのは90年代半ばから後半と、年代的に似ています。

BAPEはラッパーやスケーターご愛用のブランド、かたやコーチは主に女性が持つエレガントなブランド。

BAPEとしてはカジュアルに高級色をプラスしたかったのでしょう、またコーチは、キャッチーなロゴや個性的なデザインを入れることで、ブランドイメージを変えたかったのだと思われます。

というのも最近ご存知のように、中堅高級ブランドが若者に完全にターゲットを絞り、その需要に適したブランドを展開をしています。

代表的なのがグッチでしょう。

最初はトラのデザインや花をあしらったデザインなど、かなりの挑戦をしてきました。

そして、オールドグッチといわれる80年代のアイテムを今風にアレンジしながら「伝統的なグッチの姿」を若者にイメージづけながら、売れなかったデザインからは即撤収。
ベースを固めつつ挑戦を続けたことで、
若者という新たな購買層を広げることができました。

そのひとつがミッキーとのコラボ。今も買取業界ではバズるアイテムのひとつです。

引用元:https://www.gucci.com/jp/ja/

最近はVALENCIAGAに見られるように、目立つロゴが人気になる傾向にあるので、あのバーバリーもロゴを変え、スマホで見た時に画面に収まる幅でデザインしたとか。

こうして、各ブランドがしのぎを削って世の中のニーズに合わせる中、今回のコラボが実現しました。

BAPE×COACHはPRにも力を入れており、ポップアップストアでは、木村拓哉さんの次女であるKoki(正式にはoの上に-)さんがモデルとして登場したり、人気ラッパーやインスタグラマーが表われた会場も。

「懐かしいから買いたい」という当時の愛用者ではなく、今の10代~20代後半の若者にシフトチェンジしている様子がうかがえます。

デザインロゴも、一見コーチと思わせながらBAPEのキャラクターが入り、その引き算具合もなかなか。
確固たる人気を誇る「ヴィトン×オフホワイト」のコラボに比べ、買いやすい価格帯というのもポイントです。

このように話題となりそうなコラボですが、実際の買い取り価格はどうなっているでしょうか?

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査定の相場は新品で定価の50%。
理由は爆発的人気同士のコラボではないため

気になる査定をお伝えします。

まずこちらのパーカー、定価が55,000円。

こちらのボディバッグは35,000円。

引用元:2点ともhttps://bape.com/pages/coach/ ※価格はともに税抜き

なかなかのお値段といえます。

とはいえ…残念なことに、買取価格としては新品で定価の50%、
中古であれば20~30%が上限です。

新しいコラボアイテムには必ず転売ヤーが飛びつき、発売直後には値段が上がり、楽天といったネット上でもかなりの数が並びます。

しかし今回に至っては、楽天での出品数も20点あまり。
もちろん価格も伸び悩んでいます。

発表後も、あまり話題になっていないのが現状。
コロナの影響でブランド品が頭打ちとなっているのを考慮しても、この結果は好ましいとはいえません。

例えば、ヴィトンとオフホワイトやシュプリームのコラボは未だに人気で、中古でも定価超えが常識なのに、なぜ同じコラボでもこんなに差がついてしまうのでしょう?

理由はズバリ
「超一流の人気ブランド同士ではないから」

確かに両者とも一世風靡した時代はありましたが、正直、かつて持っていた人が「もう一度買ってみたい」という魅力には欠けます。

このサイトでもたびたびお伝えしていますが、ブランドにとって「イメージ」と「覚悟」というのはとても大切なのではないでしょうか。

ヴィトンは超一流であることに誇りを持ち、時には「早すぎるのでは?」というチャレンジをしながらも伝統を正しく受け継ぐ姿勢を崩さず、モノグラムとダミエという、確固たる定番アイテムを持っています。

しかし…残念ながら、特にコーチは、ある時期目先の利益にとらわれ量産体制に入り、中国に工場を建設。
当然クオリティは落ちてしまい、安価なブランドという印象がついてしまいました。

BAPEも同様で、一時期はこだわった店づくりと揺るがぬプライドを持っていましたが、人気があったからこその悲劇でしょうか…先程のマイロはコピー商品が多く出回る結果に。

これとは逆に、ヴィトンとコラボしたSupremeは違います。
「コピーでもいいから欲しい」という声が多いのです。
店づくりも一貫しています。決して客に媚びを売ることはありません。
「これがSupremeのカラーだから」。それに尽きるのです。

以上のことから考えると、査定があまり伸びないのはこのあたりが理由になりそう。
さらにいえば、この先も伸びるとは思えません。

ただし、この2ブランドは現在試行錯誤を重ね、再び一流ブランドとしての地位を確立させたいという思いは一緒のように感じます。

ですから、今回は例え人気が今一歩だったとしても、今後若い層に改めてブランドを知ってもらう足がかりとしては、よい試みだったといえそうです。

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まとめ

今回はブランド同士のコラボが注目される中、ストリートブランドの「BAPE」と、老舗ブランドの「COACH」のコラボを取り上げてきました。

ともに90年代に人気を博したブランドですが、コレという確固たる方向性がぶれてきてしまったり、目先の利益を追求してしまった結果、今は超一流とは正直言いがたい状況です。

同じくコラボが人気のVUITTON×Supremeやオフホワイトと比べると、やはりランクが違うことは否めませんが、逆に求めやすいという意味ではいいといえます。

ですから、実際の査定金額も定価の50%、中古なら20~30%と厳しいのですが、BAPEとコーチのロゴを上手く組み合わせ、一見コーチと思いきやゴリラが現れるデザインは心をくすぐり、シグネチャーが活きています。

現状このような状況ですが、模索しながらも若者に完全にターゲットを絞った両ブランド。
この試みが、裾野の広がりの足がかりになるかもしれません。

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