世界五大時計のひとつ「パテック・フィリップ」。

そしてパテック・フィリップは、その世界五大時計の中でも特別な存在です。

というのも、時計好きなら「最終的にはパテックを」と思う人が大半。
この業界に身を置くベテラン鑑定士ですら「パテックを買うために働いている」と言う者もいるほど。

つまり時計の中の時計、時計の王様。
女性で例えるなら「いつかはバーキンを!」と思うように、成功や憧れの象徴といえるでしょう。

実は最近、このパテックの時計の相場が驚くほど上がっているのです!
しかも定価も同じようにアップ!

パテックといえば「ノーチラス」と「アクアノート」が代名詞として知られていますが、今回は中でも「異常な高騰が続く3選」を、価格とともにご紹介します。

また、いつもお世話になっている老舗鑑定士さんにも、今後の動向を伺いました。

① 5年で定価が倍!
ノーチラス5990/1A-001

まずひとつ目が、型番5990/1A-00A。

引用元:https://www.rakuten.ne.jp/gold/yukizaki/

一番上がっているのは2015年に発表されたもの。

当時の定価は、650万円でしたが、現在の定価は1200万円!
たった5年で、およそ倍になっています!

もちろん買取相場も高騰。
落札価格の目安は850万円、
中古売価の目安は1050万円です。
販売当初から考えると、中古売価は定価超え。

もし業者が落札したとすると、税金がかかって935万円、そちらに手数料もプラスされるので、ほとんど儲けはないのに次々と落札されています。

さらに驚くのは、先月の落札価格が約780万円。
つまりたった1ヶ月で1割ほどアップしているのです!

しかも素材も金無垢ではなくステンレスというのもびっくりです。

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② 先月より100万アップ!
アクアノート5164A-001

2つ目が、アクアノート5164A-001。

引用元:https://www.rakuten.co.jp/daikokuya78/

特に、2011年に発売されたモデルの上がり方が大変なことに!

①と同じく推移を見ていくと、
定価が400万円に対して、現在の定価は720万円。

中古の落札価格は450~550万円、
販売価格は600万からという相場になっています。

こちらも驚くことに1ヶ月前の落札価格は350万円。
現在は450万円以上なので、たったひと月で100万円アップ!

先程同様、来月どうなっているか、少し恐い気もします。

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③ 10年かけて定価が5倍!
ノーチラス5712/1A-001

異常な高騰3選の最後が、こちらのノーチラス5712/1A-001。

引用元:http://komehyo.jp/top/CSfTop.jsp

最も上がっているのは2011年のモデルです。

当時約215万円だったものが、920万円!
10年かけて、定価が5倍になっています。

落札価格は550万円と、なんと当初の定価の倍以上。

最近、アンティークロレックスの高騰が注目されていますが、比ではありません。

女性のアイテムで例えてみても、こちらで以前お伝えしたシャネルのウッドバニティですら、こんなには上がらないでしょう。

恐るべし、パテック・フィリップ。

しかし、どうしてこのような状況になったのでしょうか?
今後の動向とともに、最後に総括として老舗質店の鑑定士さんにご説明いただきます。

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まとめ:ノーチラスとアクアノートは売らないで待つ!

引用元:https://www.photo-ac.com/profile/1042516

売りたい時ドットコム(以下C)「今回はパテックの話題をご紹介したのですが、そもそもこのような状況になったのはいつからなんですか?」

老舗質店店主(以下店)「パテックはもともと時計の王様と言われているだけに、予想外の値段になることは日常茶飯事なんですよ。
だから、ハネた(高く売れた)時でも『今回出物が少なかったからなあ…』という感触でした。
ところがあまりにも高いのが続いたので、改めて細かく数字を追ってみたところ『この上がり方は半端ない!』ということになったんです」

C「確かに。
体感はあっても、数字で見える化して初めてわかることってありますよね」

店「まさにそれです。
①で紹介している5990/1Aー001は定価が倍になってますし、③の5712/1A-001なんて5倍ですからね

C「数字マジック…恐い…。
パテックのほかのラインも、同じように恐ろしいほど高くなっているんですか?」

店「いえ。ラインは限られています。
具体的にはノーチラスとアクアノートだけですね。やはりパテックの代名詞ですから。
今回の3つは最も振り幅が大きい年代のものだといえます。
とはいえ他のラインも安定していますので、求めやすいカラトラバでも値下がりはしません」

C「やはり時計の王様だからですね。
こういった状況は、他の五大時計とかロレックスでは見られないんでしょうか?」

店「ブレゲやランゲ、オーデマももちろんすごいですし、ロレックスも相変わらずの人気です。
でも『やっぱりパテック』になっちゃうんですよね

C「このようになった背景で、思い当たるものはありますか?」

店「ロレックスやアンティークロレックスへの注目度や価格高騰、オーデマに関してはロイヤルオークの人気の急上昇、系統は違いますがウブロの値下げなんかも関係しているとは思います。
でも重ね重ね『やっぱり最終的にはパテックだよね』ということが改めてわかったからではないでしょうか?」

C「なるほど」

店「ロレックスなんかは投資目的で買う人もいて、それが原因で少し値崩れしているものもありますが、パテックの場合は投資目的ではなく『好きだから、欲しいから買う』という方が多いんです」

C「出されている数も限られているんでしょうか?」

店「すべて職人の手作業ですからね。公にはしていませんが、年間100個くらいしか作れないのではないでしょうか?
僕たちのような買取店は、店頭やヤフオクなどのオークションサイトでも出しますが、やはり海外で人気なので、高値が付く市場に持っていく傾向にあります

C「そうなんですね。
ではプロの目から見て、パテックの魅力ってどんなところですか?」

店「魅力は…もう『すべて』ですね(笑)」

C「…完全に目尻が下がっていらっしゃってますね(苦笑)
機構が素晴らしいとか、職人の技術がというものだけではない?」

店「はい。もはや機構がどうとかは関係なく、全てがいいんです。
以前、持っている上司に付けさせてもらったのですが…とにかくカッコイイ!
付けた瞬間に世界が変わるというか、もうクラクラするんですよ

C「女性には伝わりづらいけれど…シャネルスーツでバーキンを持つ! みたいな感じなのかしら…」

店「近いかもしれませんね。
カタログで見ているだけでもカッコイイんですが、実物はもっとすごい。
やっぱりすべての夢が詰まっているんですよ。
時計の裏側を見るとわかるように、こうした機構がすべて一つひとつ手作りだと思うだけでワクワクしますし、右側のロゴも特許を取っていて、これがないと修理ができない。
こうしたすべてが、男性にとってはたまらないと思います

引用元:http://komehyo.jp/top/CSfTop.jsp

C「では今後の動向についてはいかがでしょうか?」

店「今が天井とは思いません。まだまだ上がるでしょうね

C「確かに。10年かけてじわじわ上がってきていますから、急に下降するということは素人目に見ても考えづらいですよね

店「ええ。店頭やネットでの値下げも一切しません。絶対いつか売れますから

C「ということは、今は売らない方がいい!」

店「その通り! まだまだ売らない方がいいです!
まあ…手に入ればですけれど…投資目的で買うのもありだと思います」

C「わかりました!」

店「国内でも海外でも売れていますし、コレクターやファンは手放さないでしょうから、数がないので上がっていくと思います。
今回紹介したものはステンレスなので、金相場にも影響しないでしょう。
ですから、お持ちの方は、一生モノとして大切にしていただきたいですし、売る目的の方も、まだまだ動向を見て手放さない方がいいですね

C「まだまだ目が離せませんね。
こちらのサイトでも相場を追い、最新の情報をアップしていきたいと思います!」

トップ画像引用元:https://otokomaeken.com/

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