日々人気も価格も変化し続けるロレックス。
しかしそのロレックスで、一部のモデルが下落しているという噂が…。

早速、事の真相を確かめてみたところ「下落」というよりも、いったん上がっていたものが「元に戻った」というイメージのようです。

とはいえ、ロレックスの人気や価格の変化は見逃せないコンテンツ。

そこで今回は、価格がダウンしている具体的なモデルおよび、その背景についてご説明します。

価格ダウンの具体的なモデル6つ
および上昇中のモデルとは?

まず、価格が下がっているモデルを6つ、具体的に挙げていきます。

●GMTマスターⅡ 黒ベゼル/品番:116710LN
2019年春の生産中止で価格が上がると予測され、一瞬は上がりましたが、結局元に戻りました。

 


●サブマリーナ 黒ベゼル デイト表示あり/品番:116610LN

●サブマリーナ 黒ベゼル デイト表示なし/品番:14060LN
上記サブマリーナと同じデザインで、デイト表示がないものです。

●エクスプローラーⅠ/品番:214270

●エクスプローラーⅡ/品番:216570

●シードゥエラー/品番:126600
製造中止になり、希少価値が上がるとされていたのですが、新しいモデルがまさかの人気急上昇。
その結果、思ったほど価格は上がりませんでした。

 

以上の6機種は、具体的に5~8%ほど査定がダウンしています。

逆に査定が上がっているのは、定番中の定番、デイトナの16520。

相変わらず高騰が続き、特に希少価値の高い「A番」「P番」は、他の番号より2割増の400万円近い値が付けられています。

そのほか、GMTのペプシモデルも相変わらずの人気。
特にジュビリーブレスに変わってからは「スポーティだけどラグジュアリー」という印象のようです。

以上、具体的な品番をお伝えしたところで、なぜこのような現象が起こったかを検証してみました。

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一部のロレックスの
価格下落の理由3つ

査定がダウンしていった理由には、主に3つがあります。

その1/人気があるorなしの二極化

1つ目がズバリ「人気」。わかりやすい理由です。

これまでは「ロレックスっていいよね」という認識だったのが「その中でもこれがいい」「やっぱりこのライン」と好みが分かれてきています。

人気のあるものは価格が上昇、そうでないものは下降と、数字で表れるようになったのです。

その2/投資目的の転売ヤーが増加

引用元:https://www.photo-ac.com/profile/343400

2つ目は転売する人、いわゆる「転売ヤー」の存在です。

これまでロレックスには、
・デザインがかっこいい
・価格が高いので、持っているだけでステイタス
・ファッションの一部
といったイメージを持つ人が大半でした。

しかし「ロレックスには資産価値がある」ということに気づき、新たに「投資」という目的が生まれたのです。

つまり「欲しいから買う」のではなく「今買えばその後高くなる」という考え方。
株や金相場を扱う感覚に似ているかもしれません。

転売ヤーは、高価査定になるロレックスを日夜必死で研究しています。
なぜなら、今月400万円で買った時計が、来月に500万になるということが当たり前のようにあるからです。

元手は何百万と必要ですが、読みさえ当たれば金相場より高確率。
また、転売目的で買われるアイテムは決して在庫過多にならず、どんどん値が上がっていくのも不思議な現象です。

転売ヤーの中には、業界人もいるという噂もあります。
こうした専門家なら、毎月2回の市(いち)やオークション会場に参加しているため、より確実な予測がつけられるでしょう。

ちなみに大きな視点で見ると「時計業界」はかなり順調。
公的には発表されていませんが、ロレックスの売り上げは昨年比120%だとか。

同じく高額アイテムのブランドバッグやジュエリーがそこまでではありません。
これに比べるとかなり順調な業界といえそうです。
おそらく、時計の場合、特にロレックスはマニア的要素が高いため、「急にはねる」「大化けする」という特性があるからかもしれません。

その3/在庫過多による価格ダウン

3つ目は在庫の多さです。

モノの値段は需要と供給で決まるので、前述のように人気がないモデルの査定は下がります。
同時に在庫も余りがちに…。

そうなると売価を下げなくては利益が出ず、業者同士も価格を下げ合い、結果的に価格が下がっていきます。

さらに、並行輸入品の存在も見逃せません。

ロレックスは正規代理店が扱うほか、バイヤーが海外で買い付けて売るケースもあります。
それが「並行輸入品」。

ロレックスのネームバリューに着目したバイヤーが、ブランド品を安く売る店舗などに売るのですが、違法ではないので止められることもありません。

ただし、並行輸入品はコピーではないですが、直営店からきたものではありません。

例えば直営店から買うロレックスのギャランティーカードには「410」という数字が入っていますが、並行輸入品には「888」「868」など、主に香港や上海からきたという印が残されています。

これは意識の高い方から見て「正規品よりランクが落ちる」という評価になり、全体的に並行輸入品が売りづらいという現象が起きます。

並行輸入品で扱うアイテムは基本的にどこでも手に入るので、価値も高くありません。
逆に大人気のアイテムはこうした店では取り扱っていないので、評判も上がり格差が広がっていくのです。

以上、3つの理由をお伝えしてきましたが、ロレックスは海外のアイテムなので、円安円高の影響もあります。
もとは、スイスフランの影響で、予測できないほど上がったことがきっかけなので、グローバルな視点で見ることも大切になってきます。

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今後、ロレックスの価値は下がる?
下降中のラインはすぐ売った方がいい?


このように、ロレックスのアイテム内でも格差が生まれていますが、ダウンしているモデルの影響で、ロレックスそのものの価値も下がってしまうのでしょうか?

答えはNO。

今、ロレックスのアイテムは激しく淘汰・二極化されていますが、上がっていくアイテムの勢いもすごいのです!
この観点から見ても、ロレックスの価値が下がることはないでしょう。

そして、売り時については、人気下降中のモデルは、早いうちに売ったほうがいいと思われがちですが、今は待ったほうが得策。

株と同じで、下落していくものは売らない方がいいのです。

だからといって買う側が得をするということでもなく、数万円の単位でしか価格は下がっていません。

つまり今は、売る時でも買う時でもないということです。

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まとめ:ロレックスはやはり予測不能!

以上、買取相場が下がっている一部のロレックスについてお伝えしてきましたが、ロレックスは買取業界の中でもかなり異質な存在で、何十年の鑑定士歴を持つ名バイヤーでも「絶対にコレ!」という条件を見つける術がありません。

4年前、「そこまで上がらないだろう」と予測されたグリーンサブマリーナの16520(黒文字盤)が80万円前後で取り引きされていたのに、今や倍の150万前後で取り引きされていることにも、予測の難しさがうかがえるでしょう。

また、ロレックスは海外のアイテムなので、円安や円高、為替の影響、海外の貿易摩擦…など、広い視点で考える必要があります。
さらには10月には日本でも増税があるので、売り時を確定するのは難しいといえます。

とはいえ高い確率で「これは売りどき」といえるアイテムも確かにあります。
それは次回お伝えしていきますので、楽しみにお待ちください。

写真の引用元
アイキャッチ画像/https://37watch.com/
全ての時計/http://komehyo.jp/top/CSfTop.jsp

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