みなさんは「ジャンク時計」ってご存知ですか?

実は、このサイトでいつもお世話になっている、老舗質店の店主さんから『ジャンク時計を売ったらすごいうことになった』というご連絡があったんです。

「ジャンク時計ってそもそもなに?」「売ったらすごいってどういうこと?」と謎が深まるばかりなので、早速お話を伺いに行ってきました。

今回は、そのお話をレポートします。

1.そもそもジャンク時計ってなに?

売りたいときドットコム(以下C)「ジャンクって言葉を調べたら、ごみっていう意味だったんですが、ジャンク時計って具体的にどんな時計なんですか?」

店主(以下店)「簡単に言えば、時計としての機能を果たさないもの、時計としての価値がないものです。
電池交換をしても動かない、部品がない、水没して復活が不可能、などですね

C「え…、そんな時計、いったい誰が買うんですか(笑)」

店「ですよね…それが需要があるんですよ。

多いのは業者さんによるパーツ取りですね。分解してほかの時計に使うパターンです。
もしくは、いろいろなところから買って、それをさらにまとめて売るケースですね。
個人ですと、壊れたものを動くようにするのが好きな方でしょうか」

C「先程も伺いましたが、動かないんですよね?」

店「はい。動きません。でもたまに動くのも入ってます

C「たまに動くのか…(苦笑)。そもそも、なぜそんなに多くのジャンク時計がそちらのお店に?」

店「時計をたくさん持って来られた場合、中には値段が付けられないようなものもあって『これも引き取っておきますね』と言っているうちに、いつの間にか増えてしまって。
あと、引き取った時計が動かなかった場合、質屋では『壊れていた』という理由で返せないんですよ。
それで気がつけば100本くらいになってしまったんです」

C「時計の機能を果たさない時計が」

店「はい(苦笑)。
単体では売れないし、どうしようかってスタッフと話してて『じゃあ、1回ごそっとオークションに出してみようか?』という話になったんです」

C「それでタイトルのように『まとめて売った』」

店「はい。 これがもう驚くべき結果でね。すごい値段で売れたんですよ

C「では早速教えてください!」

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2.驚きの入札結果がコチラ!

店「コチラ、実際の画像とはちょっと違うんですが、僕たちがヤフオクで出したのは 『オメガやSEIKOなど、ジャンク・難あり時計/合計22本』というものです」

C「なるほど。写真を見るからに動かなそう(苦笑)」

店「これ、いくらで売れたと思います?」

C「そもそも…動かないんですよね。電池交換しても時計じゃないわけだから…1本100円として2,200円、オメガがあるのでプラスしてトータルで5,000円くらいじゃないですか?」

店「なんと、35,000円で売れたんです!」

C「35,000円!!」

店「最初は全然動かなくて、みんなで『あーやっぱりあんまり売れないかなあ』なんて話してたら、最後にがんと上がって、最終的には90件の入札があったんです

C「いやあ、すごいですね! 動かない時計がまとめて35,000円とは」

店「この時はオメガが入ってたので、こんな高値になったと思うんですけどね」

C「写真とデータよく見てみると…ボロボロで文字盤見えなかったり、ベルトちぎれてるじゃないですか…。
あ、総重量なんて書くんですね

店「いいところに目を付けましたね!
この『総重量』というのが、すごく大事なんですよ」

C「そうなんですか?」

店「実は総重量が価格を決めるので、入札するときは皆さん、ここを見ます。
ま、正直状態なんて見てないですよね。壊れてるから(笑)」

C「確かに(苦笑)。それで重さによって、どのくらいの値段がつくんですか?」

店「500gだとだいたい8,000円前後、1kg超えると、数万円。
今回みたいに高級な時計が入っていると、4、5万行くこともありますね。
ですから、もし売るなら『総重量』は必ず明記しましょう

C「重ね重ね、壊れてるのに…」

店「僕たちもそう思ってたんです。売れるの? やってる人たち儲かるの?って。

たぶん、メイドインジャパンのブランド力で海外に流したり、先程のように部品取りや、もっとまとめて買って大量に出品することが考えられます。
とはいえ、僕たちでも本当のことはわからないんですよ」

C「理由はわからないけれど、まとめれば売れるということだけはわかる

店「そうですね。
今日お伝えしたいのは『単品ではダメな商品も、まとめれば売れる。しかも高額になる!』ということなんです。
本当にやってみてびっくりしましたから」

C「ちなみに、ロレックスなどの高級時計でもそういう傾向はありますか?」

店「高級時計は、同じ条件でも『ジャンク』ではなく『不動』と言います。
本体が例え動かなくても、部品やケース、ベルト、ムーブメントなど、どれを取ってもすべてに価値がありますから

C「やはり…ロレックスは別格ですね(苦笑)。
それでは、実際売る時のコツを教えてください」

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3.数は多ければ多いほど高値
フリマよりオークションが◎

店「まず1つ目のポイントは、数は多ければ多い方がいいということ。

例えば以前、小さなドールハウスを出したことがあったんです。
ショーケースの中に小さな人形や小物が飾ってあるものなんですけど、全60点で20万円の値段がついたんですよ

C「それもすごい。1個1個も価値が高いものだったんですか?」

店「いえ。他のお店でも同じものを出してたんですけど、4~5個で3,000円とか、そのくらいなんですよ」

C「5個3,000円で単純に計算すると、60個だと36,000円になるものが、20万円!」

店「これこそがまとめ売りマジックなんですよ。とにかくまとめる。数は多い方がいい!」

C「なるほど」

店「ポイントの2つ目は、まとめ売りをするなら、絶対にオークションに出すべきです!」

C「あれ? 質屋さんがそんなことを言ってもいいんですか」

店「大丈夫です(笑)」

C「メルカリとかのフリマアプリでもいいんですか?」

店「フリマアプリはダメです。定額なんで値段が上がらないんですよ。
でも、オークションはハネます。
ここがなんとも言えず面白いところなんですよね。
もし探している人に当たれば、想像しない金額になることもありますし」

C「もともと売れるものではないわけですし、リスクが小さいですよね」

店「そうなんですよ。
でも、売れないないと思っていたものに、意外なニーズがあるのは大きな発見ですし、こちらが要らないものだとしても、欲しい人にとっては価値があるわけですからね

C「まさにそれが、オークションの特長と醍醐味!
時計のほかにもまとめ売りするといいものってありますか?」

店「まずはカメラですね。これは部品取りが大半で、壊れている箇所を探して直し、また使うというニーズがあります。

それからおもちゃや美術品、工芸品といった、ニッチだけどマニアには響くものもいいと思います

C「なるほど、どれもありそうですね」

店「うちのオークションサイトだと、よくやるのがパールのまとめ売りです
同じような大きさの真珠を、10本セットで4万円とかで出したり」

C「おばさま同士がまとめて買って、みんなで分けそう…」

店「まさにその通り! パールは使い道が多いですし、1本4,000円なら安いですから」

C「パールつながりで、貴金属も売れますか?」

店「売れます売れます! 宝石箱の奥にごちゃごちゃっとある貴金属は、メッキでも売れますね。指輪でもネックレスでもなんでもまとめて。
あとソケットを出したこともありますよ

C「まさにまとめ売りはなんでもあり。奥が深いですね…」

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4.まとめ

C「では今日のお話をまとめると、『売れないものも、数がまとめれば売れる』ということ」

店「そのとおりです。売れないと諦めずに、まとめて売ってみましょう!

C「しかもオークションで売るということですね

店「はい。はねていくのを見るのも、なかなか面白いと思いますよ。
写真も、時計がどーんとある写真が一枚あればいいですから」

C「私たち一般ユーザーでも誰でもできる、不要品処分の方法が、またひとつわかりました!」

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