引用元:http://www.kingsroad.gr.jp/

高級シルバーアクセサリーの代名詞として知られる「クロムハーツ」。
1988年、アメリカで誕生した比較的新しいブランドです。

創設者はリチャード・スターク。
大工として入った建設会社で皮革製品を扱っていたことから、こうしたアイテムに興味を持ち、セールスに転向。
その後、趣味のバイクが高じて、バイクに合うような革製品やアクセサリーを作るようになったのが、今の道に繋がっているそうです。

全てのアイテムは手作り。
高いデザイン性と重厚感で、男性から圧倒的な支持を集め、買い取り市場での評価も高いブランドと言えます。

しかしクロムハーツを買い取ってもらう際には、「明細書」という意味を持つ「インヴォイス」がないと買い取ってもらえません。

今回はその理由と、インヴォイスが金額に及ぼす影響についてお伝えします。

1.本物であると証明するインヴォイス。
コピー品の横行で、買取の際には必須!

クロムハーツの主力商品はシルバーのアイテムですが、銀は金やプラチナと比べて原価も安く、型さえあれば簡単に作れます。

そのため、コピー品が大量に発生しているのです!

シルバーは、多少の汚れやキズも味わいに変わるため、鑑定士でもコピー品を見分けるのが難しく、クロムハーツは鑑定士泣かせのブランドのひとつとも言えます。

また、本物を付けて偽物を売りに来たり、最初は本物を売りに来ていたけど、だんだん偽物を混ぜていくような「ハメコミ」という詐欺が行われることもあります。

こうした背景から、本物かどうかを見分けるために重要視されてくるのが「インヴォイス」。

インヴォイスは、写真のような薄い紙で、レシートのようなイメージです。

このインヴォイスは、クロムハーツの直営店舗、および全国のユナイテッドアローズ各店でしか発行していません。

直営店およびユナイテッドアローズでは、クロムハーツのアイテムを買う際に、身分証明書を出して会員登録をしますが、インヴォイスはその会員カードを元に作られます。

高級ブランドでは、シリアルや型番を示す「ギャランティーカード」が付いてきますが、この「インヴォイス」には購入者の住所や氏名、発行日、製品の型番や名称、金額までも記されています。

インヴォイス=本物であるという証拠。
これがないのとあるのとでは、まさに雲泥の差がつきます。

ちなみに、インヴォイスを紛失した場合、前述の会員カードさえあれば購入履歴がわかるため、再発行が可能です。

2.インヴォイスがないと、どれだけ値段が下がる?

前述のように、インヴォイス=本物であるという証拠になるため、最近はインヴォイスがないと受け付けてくれない買取店がほとんどです。

特にクロムハーツは単価が高いため、万が一の場合の損害が大きくなり、その危険を回避したいというのが理由です。

熟練の鑑定士なら、質感や温度、デザインのバランスなどで本物かどうかを見分けるそうですが、売る時に困るため、正規品としては扱ってくれません。

それでは、具体的に値段はどれだけ下がるのでしょうか?

以前、「ダイヤモンドのジュエリーの買取金額は“4C”と“地金の素材”で決まる!」の中でも少し触れましたが、値段が付かない時の貴金属は「素材の重さ」で査定します。

そこで、クロムハーツのシルバーのアイテムを、素材の重さだけで査定してみましょう。

クロムハーツのライターや大ぶりのアクセサリーで、重量が100gあるとします。
こちらの買取価格が6万円を見た場合、もし素材だけの重さで査定すると、銀は現在1g30円前後なので、3000円にしかなりません。
インヴォイスがないだけで、その価値は1/20に下がってしまうのです。

また、クロムハーツはシルバーアイテムが有名ですが、金やダイヤモンドなどの石がついたアイテムもあります。
その際はシルバーよりもっと影響があり、ある買取店では、160万円のアイテムが3万円になったこともあるそう。

シルバーだと1/20になったのに対し、金はなんと1/50。
もし人気アイテムだった場合、1/100になる、なんてこともあります。
インヴォイスの存在がどれだけ大きいか、わかっていただけると思います。

3.クロムハーツの買い取りが及ぼす、意外な影響とは?

クロムハーツの買い取りが増えたことで、インボイスがないと買い取りができなかったり、もしくは価値がグンと下がるのが常識になりました。
この常識が意外なところに影響を及ぼしています。

まずは、他のシルバーアクセサリーブランドへの影響。

若者に人気のジャスティンデイビスを筆頭に、レナードカムフォート、コディサンダーソンなど、クロムハーツより気軽に買えるシルバーアクセサリーも、インボイスやギャランティーカードがないと、買い取り不可の店が増えてきています。

また、インボイスやギャランティーカードがないと買い取りできないことが知られるようになってから、メルカリやヤフオクで売る人が増えてきたことも影響のひとつです。

メルカリやヤフオクで売る人が増えるということは「ネットオークションやフリマアプリの気を付けるべき落とし穴3選」「フリマアプリの普及で買取店に偽物かどうかを聞きに来る人が急増中!」などでも述べたように、残念ながらコピー品と出会うケースが増えるということです。

もし、自分が本当にインボイスを無くしてしまい、仕方なくメルカリなどで売った場合にも、本物だと証明することがができません。
「本物と書いてあるけれど、コピーなのでは?」と言われても反論できないので、「インボイスなし」と明記するか、もしくは価格を下げるかなどで、トラブルを防ぐ必要があるでしょう。

4.まとめ

何度もお伝えしたように、クロムハーツを売る場合にはインヴォイスが必須。
これがないと、買い取ってもらえないケースがほとんどです。
売ることを考えて買うのなら、並行輸入店ではなく、インヴォイスを発行してくれる正規店で買うようにしましょう。

もし買い取ってもらえたとしても、素材の値段での査定になるので、本来の価値の1/20、時には1/100になることもあります。

逆に言えば、インヴォイスさえあれば、本人のものではなくても本物であるという証明になるので、買い取りは可能になります。
インヴォイスの再発行は会員カードがあれば、直営店で発行してもらえるので、利用してみても良いかもしれません。

こういう環境の中では、インヴォイスがない場合、その買い取り方法はメルカリなどのフリマアプリや、ヤフオクなどのネットオークションになります。
メルカリなどのフリマアプリではAIの導入が注目されていますが、まだまだクロムハーツを見抜くのは難しいもの。

売る場合にはトラブルを防ぐために、「インヴォイスなし」と明記するか、値段を下げましょう。
そして買う場合には、コピー品の可能性を考え、自己責任で買うようにしましょう。

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