フリマアプリの認知度が上がる一方で、断捨離®や整理収納により、シンプルな生活への関心が高まった影響か、リユース業界そのものが動きを見せています。

そこで今回は「ブランド買取店の最新情報をまるっとお伝えします」の第二弾として、リユース業界の最新情報を5つお届けします!

1.中古アパレルを販売する「ZOZOユーズド」が誕生! GEO・コメヒョウも出店

これまで、リユース業界ではどうやって利益を取るかという「利益率」に焦点を合わせていましたが、最近は「売り上げベース」で考える傾向に変わってきています。

つまり利益率ではなく「量」で考えているため、圧倒的な量を増やすべく、企業間での提携・買収・協力がさかんになってきています。

その1つとなったのが「ZOZOユーズド」のオープンと、GEO・コメ兵の参入。

ZOZOユーズドは名前の通り「ZOZO TOWN」によるもので、ユーズドのアパレルや小物を売るサイトとして、2018年3月1日にオープンしました。

こちらと提携したのが、ユーズドアパレル最大手の『セカンドストリート』(GEO)と、名古屋の老舗買取店『コメ兵』。

これまでZOZOでは、約6,400点ものブランドを扱ってきましたが「楽天にはあるのにZOZOにはない」という状況があったことも確か。
しかし2社が参入することで取り扱いアイテムが増え、2018年3月現在のブランド数は約8,400点。販売できるアイテムの幅がぐっと広がりました。

掲載数は120万点、新着アイテムも毎日約2万点が更新されています。

ゾゾタウンはもともと、セレクトショップから買い切る形で販売しているので、割引も独自で決めることができます。
そのため、定価80%OFFなんていう価格も、ユーザーにとって当たり前。
「洋服はZOZOでしか買わない」というヘビーユーザーもおり、会員数は800万人を超えます。

さらに物流の拠点は東京ドーム5個分の約25万㎡という広さを誇り、拠点内では1日2万店の撮影が可能。写真のクオリティも高く、販売システムが整っています。

中でも、古物商ではないものの「買い替え割引」という下取りシステムを採用したことで、昨年の売り上げを11.9%伸ばしたことはかなり大きく、こうしたマーケットを確立しているゾゾタウンへの参入は、セカンドストリートやコメヒョウにとってはメリットにしかなりません。

もちろん私たち一般ユーザーにとっても大きなメリットがあります。
ひとつのサイト内で買い物ができるので、他と比較する手間も省け、価格帯がわかりやすく選びやすい。とにかく買い物がしやすくなり、配送料が一律200円というのも、ユーザーにとって魅力です。

ちなみに、ゾゾタウンは「ゾ」で屋号が始まるので、検索サイトで「ゾ」の一文字を入れただけでヒットします。
おそらく狙った屋号だとは思いますが、そのような戦略も、2社にとってはよかったのかもしれません。

2.ブランド腕時計フリマサイト「ウォッチャ」がリリース

2018年2月8日、高級ブランドの腕時計に特化したフリマサイト『ウォッチャ(watchya)』が開設しました。

インターネット事業・広告を手がける、株式会社ファイブフォックスによるもので「高級ブランド時計」のみを扱うサイトとして、注目を集めています。

一番の特色は「古物許可証を持っている業種」のみが売りに出せるということ。

高級ブランドアイテムをサイトで買う際、コピー品ではないかという面が一番懸念されますが、これにより信用性は確保。
例えばヤフオクなどに出品する際でも、グレーゾーンのアイテムは出さないため、ウォッチャで出品される時計も、コピー品である可能性が限りなくゼロに近くなります。

また、販売手数料が業界最安値の3%ということも特色。
ヤフオクの手数料が5.8%ということを考えると、出品者としても活用しやすいサイトといえます。

これまでなかったことが不思議にすら感じられますが、一般ユーザーにとっては信用性が高く、いい時計が安く買えることになりそうです。

支払いについても、ユーザーと出品者の間にウォッチャが入るので、安心してやりとりできることも、ユーザーにとっての良さでしょう。

最近、特に若者の購買意欲が下がっていると言われていますが、高級ブランドの腕時計を欲しがる人は一定数あり、マーケットをニッチに絞れば絞るほど、モノは売れる傾向にあります。

さらに現在、業界内では「ロレックスバブル」が起きており、腕時計の人気はアップ。
今後、ウォッチャの認知や需要も、どんどん広がっていくのではないでしょうか。

3.業界の焦点が「利益率」から「売り上げ」にチェンジ

先ほども少しお伝えしましたが、現在リユース業界は利益率<売り上げという考え方に変わっています。

その考え方を実践し、業界内で注目を集めているのが、大阪に本社を持つ「キラキラジュエラーズ」さん。
店名のとおり、宝石や貴金属、ブランドやアパレルを扱う買取店です。

通常、買取店はモノを見て評価をし、自分たちの利益を乗せて査定を出しているのですが、キラキラジュエラーズさんでは、利益をほとんど乗せていません。

ということは、一般ユーザーにとって「高く買い取ってくれる買取店」になります。

利益率はほぼ1%に近いようですが、成約率はほぼ100%。
つまり訪れた人の大半がこちらで売るわけですから、売り上げが伸びます。

以前「老舗質屋さんに直撃!「質屋VS買取店」本当に高価買取なのはどっち?」でもお伝えしましたが、個人経営の質屋が強い理由は、利益率は低いけれど家族経営が大半なので、人数で割れば一定の利益が出るということ。
今回の例も同じで、現状は社員数も大企業よりは少ないため、社員へ還元ができるのです。

そして「あの買取店のほうが、同じものでも高く買い取ってくれる」という評判が伝わると、業界全体の相場が上がっていくことになります

これまでの「利益率優先」が「売り上げ優先」に変わり、売り上げを上げることで利益を出すという真逆の計算になるのは、業界にとって非常に面白い動きです。

今、リサイクルやリユースの店舗数がどんどん増えていき、メルカリやヤフオクといったアプリやサイトがありますが、そんな中で「どうお客さんをつかまえるか」を考えると、やはり「高く買い取るしかない」という結論になります。

今後は、全国的に展開している大きな企業も、小売りを強化して現金化し、買取では利益を下げてモノを集めるという流れになっていくかもしれません。

いずれにしても一般ユーザーにとってはメリットが多そうなので、今後も業界の動向に注目していきたいです。

4.相次ぐ中国・上海・香港などへの出店

最近一般的になってきたのが、主に中国へ支店を出すことです。

そのさきがけとなったのが、下関に本社を持つ『monobank(モノバンク)』さん。
中国やアメリカでの中古ブランド・ジュエリー販売に、いち早く取り組んできました。

実際、ヤフオクに登録されている約8割が実店舗を持たなかったり、中国をはじめ、香港や台湾に支店を出しています。

その背景にあるのが中国のバブル経済でしょう。
現在、中国は80年代の日本のように、他国の文化や流行について非常に敏感になっています。

みなさんは「Buyee」をご存知でしょうか? こちらは日本の通販・オークションサイトの代理購入サイトです。
「日本ではこういうものが売っている」「日本ではいくらで買える」という情報を伝え、代わりにアイテムを購入しているもので、ちょっとした並行輸入のようなシステムになっています。

このような流れにより、日本では売れないようなB・Cランクのブランドアイテムや、まとめて査定されてしまうアイテムも、日本より高価で売ることが可能になり、しかも飛ぶように売れています。

また、日本からモノを送り、直接その国でオークションに出品するのは大変ですが、支店や会社を持っていればいろいろな面がスムーズ。
出せば売れるという市場なので、やり方によっては莫大な利益を生む会社も出てきているのが現状です。

5.中古アパレルのサイズ不一致を払拭! コメヒョウの新しいサービス

ネットで洋服を買うのは、比較ができて価格も安く、何より楽なのがユーザーのメリット。
しかし「着てみたらサイズが合わなかった」ということはよくあることで、中古や海外の洋服であれば尚更ですよね?

それに目をつけたのが、名古屋の大手買取店「コメ兵」による「バーチャサイズ(virtusize)」というシステム。

これは自分が持っているジャストサイズの服と、買いたいアイテムを比較して、どれくらい一致しているかを判断するもの。
サイト内の「サイズをチェック」をクリックし、過去に購入した服や、現在ジャストフィットの服のサイズを入力すれば、どれくらいズレが出ているかを表示する仕組みです。

実はアパレルの返品の50%が「サイズの不一致」。この返品率をできる限り減らそうと、このシステムは生まれました。

サイズ感は画面ではわからないですし、ユーズドは利用者の着方や体型によって伸び縮みが発生するため、ユーザーにとって利用しやすいサービスになりそうです。

また、ZOZOTOWNには「ゾゾスーツ」というシステムがあります。

こちらは「人が服に合わせる時代から、服が人に合わせる時代へ」がコンセプト。

サイトに予約を入れると、伸縮性のあるトップスとアウターが送られてくるので、そちらを着て写真を撮ると、自分のサイズが登録されます。

これにより「自分のサイズに合う服だけを表示」したり、オーダーメイドの洋服の作成、好みや体型を分析してコーディネートを行う「おまかせ定期便」というサービスも受けられます。

ネット購入とはいえ、ユーザーにとっても返品の作業は面倒。
このようなシステムは、どんどん発展していって欲しいものです。

6.まとめ

以上、最近のトレンドを5つお伝えしてきました。

「売りたい時ドットコム」サイトがオープンした当初は、これほど動きを感じることはなかったのですが、各サイトや各買取店が「何か新しいことを」とさまざまな試みを行っていることが、日々伝えられてきます。

恐らくその根底には「メルカリ」などフリマアプリの飛躍的発展があり、ユーザー目線に立ったサービスは、今後もたくさん出てくると思います。

今後の動向を随時チェックし、ユーザーにとって有益な情報を、これからも発信していきたいと思います。

 

 

 

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