「高級な指輪やネックレスなんて、私の家にはないわ」とおっしゃる方のお宅にも、ひとつはあるのが「真珠」ではないでしょうか?

かつては嫁入り道具として、冠婚葬祭用のものをあつらえて嫁いだ人も多いかもしれません。

でもこの真珠、実は思った以上に買取価格が低いのです! 

そこで今回はその理由と、どんなものなら高く買い取りができるかをご紹介します。

1.査定が低い理由は「養殖の機械化」「供給過多」「経年劣化」

あまり知られていませんが、真珠の査定は「非常に安い」のです。

いくら購入時に高くても、思い出が詰まっていても、高価買い取りは期待できません。

例えば購入から10年、一粒が8mmの一連ネックレスなら、査定価格\1,000くらいが妥当でしょう。

その理由を具体的に見ていきましょう。

1.養殖の機械化により大量生産が可能に

真珠は奮発して買った人が多く、価格も何十万といった単位だったと思います。
その理由は、当時の希少価値が高かったからです。

ご存知のように真珠は養殖により何年もかけて作られていきますが、貝への施術は手作業で行われていました。

しかし20年ほど前から機械での養殖ができるようになり、大量生産が可能に
結果、真珠は安く市場に出回るようになり、価値が下がってしまったのです。

2.誰でも持てるようになり、供給が増え需要が減る

以上のように養殖技術が発展したことで、精度の高いフェイクパールも登場してきました。

一般の人が見て「本物かフェイクか」「安いか高いか」を判断することは不可能。
「安くてもいい」「本物でなくても充分」という人も増え、本物かどうかは別として、誰でも真珠を持てるようになったのです。

そして供給がアップ、需要そのものも減っていきました。

2.天然素材なので経年劣化があり、20年ほどしかもたない

真珠はダイヤモンドなどの石とは異なり、有機物です。

そのため経年劣化があり、時間が経つと涸渇し、虹色の輝きを失います。
寿命はせいぜい20年。

長年使い続けたり、自分の次の世代に受け継ぐことは、品質の特性上難しいのです。

また宝石類なら中性洗剤で拭くなどの手入れができますが、真珠は手入れができません。

天然素材ゆえ、カビや汚れが付きやすいという欠点もあり、年月が経つごとに黄ばみや劣化が出てしまうのです。

2.それでも高く売りたいなら、ここをチェック!

さて、それでも真珠を売りたい場合は、以下の点をチェックしてみるといいでしょう。

1.「花球真珠」「マベパール」なら買い取りに期待

真珠の査定は「大きさ」「照り」をはじめ「巻き」「色」「形」などの要素で判断します。

査定が高い真珠の大きさは13mm以上、真珠を見た時に自分の顔が移るほど「照り」のあるものは、高級真珠といえます。

中でも価値が高いのが「花球真珠」です。

引用元:https://store.shopping.yahoo.co.jp/yokota-pearl/

花球真珠は、第三者機関による審査が、一定基準を満たしたと認められた真珠のことで、鑑別書付き。

後述する日本の二大真珠ブランド「ミキモト」「田崎真珠」は、この花球真珠を厳選して使っています。

また通常のアコヤ貝ではなく、マベ貝から採れる「マベパール」も人気。マベパールは半円の形が特色です。

引用元:https://www.rakuten.co.jp/auc-arielpearl/

2.新しければ新しいほど◎

ブランドバッグや時計と同じように、真珠も新しい方が査定は高くなります。

特に真珠は前述のように経年劣化が激しいので、購入から10年以上経っていると、ぐっと価値が下がると考えていいでしょう。

3.「ラウンド型」「バロックパール」など形にも注目

真珠の査定要素のひとつに「形」があり、一般的なラウンド(球形)やセミラウンド、涙型のドロップなど、約20種類があります。

その中で高価査定が期待できるのは、やはり美しいラウンド型のものでしょう。

そして、形の不揃いな真珠、バロックパールも人気です。

引用元:http://crossoverroad.ocnk.net/

天然の丸い真珠がいいとされていた時代には、バロックパール=出来損ないというイメージでしたが、丸い真珠の製造技術が高くなった今では、唯一無二の形が個性的だとして、評判を集めています。

ただし、期待できるのは淡水パールの中のバロックパールのみ。

また、白真珠と黒真珠では、白真珠のほうが人気です。

4.留め具に高価な金商を使っている

もし真珠に価値がなかったとしても、その留め具が14金、18金、プラチナになっていたら査定がつく場合もあります。

ただし「ブランドジュエリーは壊れていても買取が可能!」で紹介したように、こちらは「材料」としての価値のみになるので、あまり期待しないほうがいいでしょう。

5.「ミキモト」「田崎真珠」なら期待あり

ご存知、日本の二大真珠ブランド「ミキモト」「田崎真珠」の真珠であれば、査定に期待ができます。

「ミキモト」と「田崎真珠」では、前述の「花球真珠」を使っています。

世界五大ジュエラーが安価な石を絶対に使わないのと同様、真珠の品質に絶大の自信と誇りを持っているのです。

また、名だたるブランドだけに高いデザイン性もあります。

この2ブランドではアイテムに刻印があるので、鑑定書がなくても大丈夫。

ミキモトの方が若干知名度とランクが上ですが、品質にそれほどの差はありません。

3.もしあったならすごい! こんな高級パール

これまでご説明した花球真珠やバロックパールのほかに、高価査定となる真珠が3つあります。
それが以下です。

・コンクパール/ゴールデンパール

コンクパールは、少しピンクがかった真珠で、珊瑚に似ています。
天然でこの色がついており、一切の着色はしていません。

引用元:https://brand-concier.com/jewelry-blog/

同じくゴールデンパールは、その名前のとおり金色の真珠のこと。

引用元:http://www.jewel-planet.jp/

両者はいわゆる突然変異でこの色になりました。
ダイヤモンドが、地下で浴びた紫外線の量によりブルーやイエローになるのと同様、とても珍しく希少価値が高いとされています。

・ナチュラルパール

ナチュラルパールは、一切人の手を加えない天然の真珠のことです。

オークションでもめったにお目にかかれない真珠で、なんと価格は億単位! 以前2億の値が付いたナチュラルパールもあったとか。

ナチュラルパールは、世界にひとつだけあるアメリカの機関が証明したものだけが、その称号を受けることができます。

ちなみに、その機関の名称や所在地は、一切明かされていません。

まとめ

真珠は以前の認識とは異なり、とにかく査定が安いアイテムです。
たとえ購入時に高かったとしても、二束三文という買取価格がほとんど。

それは養殖技術が進歩したことと、真珠が有機物であるゆえに、経年劣化を防げないということが理由です。

ですから、大きさや種類、ブランドものかどうかで値が付くこともありますが、思い出の品であれば、ご自分で大切に使われることをおすすめします。

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