一時期、爆発的に売れてしまったアイテムは、ちょっと話題にならなくなっただけで「もう終わった?」なんて言われてしまうのが宿命。

さらにアイテムによっては、買取金額が1,000円以下になってしまうという切ない査定になることも…。

とはいえ、消えていくブランドばかりではありません!

今回は、大人気だったのにその後低迷し、最近、見事に復活を果たしたブランドをご紹介します。

それが以下の4つ。

1.FENDI(フェンディ)
2.Valentino(ヴァレンティノ)
3.BALENCIAGA(バレンシアガ)
4.GIVANCHY(ジバンシィ)

それぞれのブランドは、どんな方法で再び評判となったのでしょうか?

1:FFマークからの脱却に成功したフェンディ

1925年にローマで誕生したフェンディ。

90年代に人気を集めたブランドで、「FF」のロゴのマフラーを巻いた女子大生や女子高生が、街中にあふれていましたよね。

一時代を築いただけに、ブームが去ったあとの落差を感じた人もあるかもしれません。

そんなフェンディを救ったのが「セレリア」シリーズ。
職人技を凝縮させた、高級カバンのラインです。

中でも「BAG BAGS(バッグ・バグズ)」というキャラクターが付いた「モンスターシリーズ」の「ピーカーブー」というバッグが人気。

バッグを開けると文字通りモンスターが現れる個性的なデザインで、モンスターのチャームもよく売れています。

引用元 https://www.fendi.com/jp/

ピーカーブーのモンスターシリーズは5年ほど前に登場し、話題になり始めたのは3年ほど前。

一度火が点いた瞬間、勢いよく人気が出ました。

ブランドが復活するときには、
「刷新」
「進化」
という2つのパターンがありますが、
フェンディの場合は前者の「刷新」。

誰もが知っているだけに、拭い切れなかった「FF」のブランドロゴの印象を見事に払拭し、新しいフェンディを作り上げました。

今回ご紹介する4ブランドの中で、個人的に一番頑張っているのではないかな? と思っています。

2:新しい世代に「カワイイ」を発信したヴァレンティノ

ヴァレンティノは1960年に設立され、あっという間に注目を集めたイタリアのブランドです。

80~90年代には誰もが知っている存在で「V」のマークの財布やバッグを愛用していた方も多いはず。

反面、その下の世代の方には「オジサンやオバサンのブランド」「古いしダサい…」というイメージがついたかもしれません。

復活の起爆剤となったのが「スタッズ」シリーズ。
スタッズとはもともと金属の鋲(びょう)のことです。

引用元 https://www.valentino.com/jp

スタッズのさきがけは「Louboutin(ルブタン)」や「JIMMY CHOO(ジミーチュウ)」ですが、ヴァレンティノもアイテムにスタッズを採用。

ルブタンやジミーチューに比べると値段が控えめなこともあり、特に若い女性から好評です。

忘れてはならない「V」もロゴも、実は健在。
とはいえ以前のように前面に出すのではなく、バッグや財布の見えないところで主張しています。

その復活パターンは、刷新というより「進化」。

これまでのヴァレンティノの思いは変えず、ヴァレンティノを知らない世代に違うスタイルを発信していきました。

その結果「ブランドの名前は知らないけど、なんかカワイイ」と話題に。

特に、人と同じものを持ちたくないというオシャレな女性の心に響いているといえます。

3:材質やデザインを一新し、カジュアル路線に変更したバレンシアガ

スペインで誕生したバレンシアガ。

その歴史は100年以上を誇り、今から10年ほど前「CITY」「THE CITY」というバッグで一斉を風靡しました。

カーフレザーを使い、ミラーが付いたバッグは、多くの女性から支持を集めましたが、ブームは3年ほどで終了。

シティシリーズは存在感はあったのですが、その分重さもあり、フリンジやミラーなどの付属品が多いことから、使い勝手の面では今一歩。

そんなユーザーの声を反映したのが、現在人気の「カバ」シリーズ。

引用元 https://www.buyma.com/

材質は革ではなくキャンバス地に、ロゴもシンプルなものに。
これはまさしく「刷新」という形の復活です。

白と黒のカラーリングはどんなアイテムにも合い、海外セレブのオフショットでよく見られたことからも、評判となりました。

特にキャップは中古市場でも4万円の値が付き、即完売が続出。

引用元 https://www.balenciaga.com/jp/

トートバッグやセカンドバッグといった、ラインナップの豊富さも魅力です。

ただしカバシリーズは、キャンバス地なので冬には不向きです。
また、白の場合は黄ばみが早く出るので、売る際には注意しましょう。

4:「ナイチンゲール」のじわじわ人気で復活のジバンシー

歴史も知名度もあるジバンシーは、ヴァレンティノ同様50代以上の方にとっておなじみのブランド。
こちらも、最近復活を果たしています。

その立役者となったのが「ナイチンゲール」。

引用元 https://www.givenchy.com/apac/ja/homepage

これまで3つのブランドとアイテムを紹介してきましたが、こちらのナイチンゲールが、一番じわじわと話題を集めてきました。

ジバンシーはウィルスミスが持っていたり、海外セレブがインスタにアップしたことなどがきっかけで「人とは違うものを持ちたい」という若い世代に浸透。

また、伝統あるブランドだけにクオリティが高く、用いているカーフレザーは軽くて柔らか。
ユニセックスなので誰でも持ちやすく、いろいろなシーンに活用でき、
スタッズのついたアイテムも人気です。

現在日本で取り扱っている店舗が少なく、入手がしづらいということも評判の理由だとか。

ジバンシーの復活パターンは「進化」。

ただ、現在はナイチンゲールだけが好評なので、今後の動向にも注目したいですね。

復活を遂げたブランドの今後とまとめ

以上4つのブランドは、作り手の「もう一度」という思いが見事に結実したことと、海外セレブの影響で若い人に発信が伝わりました。

ファッションでいえばドメスティックブランドを好む人にとって「人と違う」ことは何にも代えがたいものなのです。

しかし残念なことに、現在注目されているのは、ブランド名ではなく、あくまでも「アイテム」。

例えば、買取店を訪れた中高年の方が「ヴィトンだから高いでしょ」「シャネルなんだからそんな安い訳はない」と、ブランドとアイテムを一緒にしてしまうのとは違うのです。

ヴィトンだから高いのではなく、ジッピーウォレットだから高い。
シャネルだから高いのではなく、マトラッセだから高い。

そういう流れなので「ナイチンゲールを買ったから、財布も買おう」とはならないのが、この復活劇の特徴です。

そのため、今は高価査定になっているアイテムも、一過性になる可能性が大。

今回挙げたブランドの中では、唯一フェンディが定番化した印象を持ちますが、エルメスのバーキンやヴィトンのジッピーのように、絶対的な存在になることは確信できません。

ですから、これらのアイテムに関しては、使い続けても、大切に保管するのもいいですが、今なら高価査定が可能なので、早めに売ることをおすすめします。

 

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