日本にアウトレットモールが誕生したのは、1990年代。
2017年10月現在『三井アウトレットパーク』(三井不動産)が全国13施設、そして『プレミアム・アウトレット』(三菱地所・サイモン)が全国9施設を展開しています。

好きなブランドアイテムが安く買えるとあり、ショッピングが大好きな女性には欠かせない存在のアウトレットモール。
しかし「ブランド品なのになぜ安いの?」とか「ちゃんとしたブランドなのに、買い取りの査定が低いのは?」と疑問を持つ方もあるかもしれません。

そこで今回は、アウトレット品の価格の仕組みや、なぜ買取価格が安いかについて、3つのポイントからお伝えしていきます。

理由1:買い取り金額に響くほどのダメージを持つ「B級品」である!

理由のひとつ目は「B級品」であるということ。

いわゆる「ほつれ」「傷がある」「わからない程度の染めムラ」など、正規店や路面店では出せないダメージがあるというケースです。

理由2:もはやトレンドではないため「在庫処分」をしている!

 理由その2は、簡単に言えば売れ残りを処分しているというケースです。

トレンドを過ぎたものや、流行るのを予測して生産や仕入れをしたものの、あまり引っかからなかったものを安く売っているのです。

わかりやすい例で言うと、昨年メンズでもレディースでもブームを起こしていた「MA-1」。ご存知、ネイビーやオリーブのフライトジャケットですが、この昨年のアイテム、先日アウトレットモールに行ったところ、いまだに販売していました。

もちろん今年も流行るというわけではなく、直営店ではもう置けないため、値段を安くすれば売れるかもと、昨年のモデルを安く出しているのです。

こういったアイテムは、今年のトレンドになりそうな、例えば今年のメンズであれば、ロングカーディガンやボタンなしショールの隣に、さり気なく並べてあることもあります。
店側が、あまりトレンドに詳しくない人に向けて、抱き合わせで売ろうとしているというわけですね。

昨年のモデルなので値段もかなり抑えてあるので、つい買ってしまう人も多いかもしれません。

理由3:ちゃんとしたブランドなのにブランドイメージが低下している!

「買取金額が安い」という理由については、もしかするとこの「ブランドイメージの低下」が一番大きな要因ではないかと思っています。

日本中にアウトレットモールができ、遠方からも多くのお客さんが訪れるようになりました。すると売上は当然上がります。
そして「もう少し売れるのでは?」とブランドイメージよりも利益を追求した結果、ブランドの価値が下がってしまったのです。

わかりやすい例としては、個人的には『COACH』だと思っています。

COACHはもともと革製品を扱うブランドで、1941年にアメリカで創業。
日本にはバブル期の1988年に初出店し、高級ブランドとしての位置を確立しました。

しかしそこから30年経った今、コーチは女子高生でも持てる気軽なブランドになりつつあります。
もちろん正規店や路面店もありますが、大手カメラ店やイオン系列でも販売し、手に入りやすいという印象。
現在は中国やインドネシアに工場を構えているそうで、出荷数がかなり多く、その数字も把握してないのではないでしょうか?

ブランドイメージより利益を取ってしまったことで、アウトレットモールに出品を決めたブランドは、ほかにも数多くあります。

FENDI(フェンディ)やBALENCIAGA®(バレンシアガ)、Bottega Veneta®(ボッテガ・ヴェネタ)、そしてGUCCI(グッチ)に至っては、個人的にはアウトレットモールに出品せず、頑張って欲しかったと感じるブランドです。

こういった経路をたどるブランドがあるのに対し、絶対にアウトレットモールには出品せずブランドイメージを崩さないのが、LOUIS VITTON(ルイ・ヴィトン)やCHANNEL(シャネル)、HERMES(エルメス)といった高級ブランド。

例えばルイ・ヴィトンに関しては、徹底した在庫管理を行っており、今注目のジッピーウォレットやネヴァーフルといった定番アイテムですら、足りなくなりそうでも多めに発注できません。また、事前の予約も不可。
エルメスのバーキンも、同じことが言えます。
店頭に並ばないことで、プレミアム感や売れている感を発信できるのです。

アウトレットモールに出品すると、トレンドであるかは別としてそのブランドのアイテムは安く手に入ります。
すると70%オフで購入した場合、消費者は「もともと安いの?」と感じ「それなら新製品で買わなくてもいい」という動線になってしまいます。
そして、結果的にブランドイメージが下がってしまうのです。

アウトレットは買い付け業者が行う「並行輸入」とは異なり、直営店が運営しているシステムです。
しかし「アウトレット」という言葉には、もともと「吐き出す」という意味があり「在庫が多い」という印象を受けます。
さらに直営店や路面店に比べると、店のスタッフの商品に対する扱いも異なり、扱い方次第では、買取業界では新品として通らない状況になることも。
細かいところで直営店や路面店との差が出てくると言えるでしょう。

また、ブランドによっては、アウトレット用のアイテムを別に作っているブランドもあります。

COACHではこういった「F」というマークが入っていたり、

(画像)

ボッテガ・ヴェネタに関しては、はっきりと「outolet」という文字が入っています。

(画像)

まとめ

以上、3つの理由について見てきましたが「アウトレット品の買取金額が安い理由」については「買った価格が安いから」ということになります。

定価が安いものは買い取り査定も安い。これはブランド品に限らず何にでも当てはまり「こんなものがこんな高い査定に!」というのは、現代ではほとんどないのです。

とはいえ、自分が好きなブランドや憧れのブランドが安く手に入るのはアウトレットの最大のメリット。
「どうしても今年のトレンドが欲しい!」という理由でなければ、好きなブランドのアイテムを安く買えることはかなり魅力的です。

ただしアウトレット品はプロの目から見れば、それがアウトレット品であることが一目瞭然。
当然買取価格も安くなるので、アウトレット品を買った場合には高価買取を期待するのではなく、ご自身で使うことをおすすめします。

 

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