皆さんは、質屋に行ったことがありますか?

昔の小説などでは、苦学生が親御さんからの仕送りが待てず、質屋さんに時計や本を預ける、なんて場面もありますよね。

現在50代以上の方だと、利用した経験があるかもしれませんが、20代で利用した経験のある方は、少ないかもしれません。

しかしこの質屋というシステム、実は便利な面がたくさんあるんです。

そこで今回は、知られざる質屋の世界をのぞいてみましょう!

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質屋さんを利用するメリット

「取り立てがない!」「ブラックリストに載らない!」

質屋は「金融法」ではなく「質屋営業法」に基づいて営業を行っています。

キャッシングなどでは、期日が来ると督促されますが、質屋は、この「質屋営業法」で、店側からの連絡が禁じられています。

つまり督促がない!

もしお客さんから「質流れしちゃう前に電話してください」と言われても、取り立て扱いになるので、連絡することができないのです。

これが第1の特色です。

第2の特色が「ブラックリストに載らない」こと。

質屋では品物という担保を預けていますが、キャッシングは無担保型なので、担保がないというリスクから、利息を払わない場合ブラックリストに載ってしまいます。

でも、質屋の場合は心配なし!

さらに、分割払いやクレジット契約ができなくなることもありません。

この「取り立てがない」「ブラックリストに載らない」の2つは、消費者にとっては大きなメリットだと言えるでしょう。

質屋さんのからお金を借りる仕組み

さて、質屋のシステムとは、どんなものでしょうか?

質屋のシステムは至ってシンプルで、「品物を担保にして、お金を貸す」というもの。

金融業が無担保なのに対し、質屋さんは「品物」という担保があるので、期日までに借りたお金と利息さえ払えば、品物は戻ってきます。

利用者にとっては、品物が返ってくるのでリスクが少ないかもしれません。

ちなみに預けた品物のことを「質草(しちぐさ)」と呼びます。

また、預けられる品物のジャンルが非常に多いのも、質屋の特色。

貴金属や時計をはじめ、家電、バッグ、洋服、絵画、毛皮、時にはスポーツ用品や楽器なども対象になります。

質屋に品物を預けると、お客様に「質札(しちふだ)」と呼ばれる控えが渡されます。

この質札には「契約(預けた)日」「利息」「品物名」「金額」「流質期限」などが記載されます。

借りられる金額は品物の定価ではなく「買取金額査定の7割程度」が目安。

一般的に1,000円からが多いようです。

質屋さんからお金を借りた場合の利息

誰もが気になるのは利息ですよね? 詳細は店舗によりますが、

5万円まで……5%~8%

5万円以上……3%~7%

が多いようです。

つまり、利息8%で10,000円を借りたとすると、品物を引き取りに行かない限り、毎月800円の利息がかかってきます。

質屋さんはこの「利息」で儲けているんです。

質屋さんの利息は、年利にすると消費者金融(※3%~18%)より高いです。

しかし前述のように督促がなくブラックリストに載らないのは、大きな利点です。

お金が工面できたら、「10,000円+(800円×借りた月)」を払えば、預けた品物は返却されます。

この返却のことを「出質(でびち)」と言います。※受け戻しという質屋もある

利息は日割り計算にはならず、例えば8月22日にお金を借りた(契約した)とすると、8月31日までをひと月とする質屋と、来月の9月22日までをひと月とする質屋があるので、利用の際に

確認しましょう。

「流質期限」は、いわゆる「質流れとなる日」のことで、3ヶ月が目安。

借りたお金と利息が払えなければ、その日に自動的に品物が流れていきます。

品物の所有権がお客様側から質屋に移ったということを意味します。

地域密着の質屋VS首都圏型・チェーン型

質屋には「地域密着型」と「首都圏型」があります。

「地域密着型」は文字通り地域に根付き「預かり」が多い傾向にあり、「首都圏型」はチェーン展開をしている店舗が多く「買取」がメインです。

お金を借りるというなら「地域密着型」がおすすめです。

というのも、地域密着型の質屋さんは、地域に根付いているので、「地域の人に利用してもらいたい」という思いを持っているのです。

これまで長年利用しているとか、出質が多くて信用があるお客さんには、利息のおまけをしてくれることも。

貸付金額が高額の場合は、利息だけで毎月何十万になることもあるので、質屋さんにとっても良いお客様になり、中には10年単位で預かっていることもあるそうです。

また、査定を高くしたり、流質期日を過ぎても流さないなど、柔軟に対応してくれるのは、地域密着型の良さ。

多くの人に、質屋の魅力を伝えたいという思いがあるのかも知れませんね。

質屋を利用するのはどんな時?そしてこんな利用方法も!

質屋を利用するケースで多いのは、月中でお金がいるという場合や、急に何百万、何千万という大金が必要になった場合。

もしもの時にすぐ利用できるのも、質屋の良さのひとつです。

余談ですが、年金は偶数月の15日に振り込まれる関係から、その月の15日になると、出質業務に追われる質屋さんも多いとか。

そして……本当は内緒にしておきたいのですが、実はレンタル倉庫代わりに、質屋を利用することもアリなんです!

前述のように、質屋の対象になるアイテムはとても多いので、ゴルフバッグやスキー用具、楽器といったかさばるものを、

必要な時まで預けておくこともOK。

また、毛皮や絵画をレンタル倉庫で預けると品質が心配ですが、質屋なら温度・湿度管理のほか、防犯対策までしっかりしているので安全!

経済的な面でも、レンタル倉庫を月何千円で借りるよりリーズナブルで、思った以上に使い勝手がいいのです。

そんな利用法も知っておくといいですね。

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質屋さんのシステムや長所、イメージできたでしょうか?

思った以上に気軽に利用でき、たくさんの長所がありましたね。

とにかく「取り立てがない」「ブラックリストに載らない」のは、消費者にとって大きな利点です。

さらに、元金と利息を払えば、品物が戻ってくるのもメリットですし、レンタル代わりの利用もOKとは、使い勝手も良さそうです。

このように質屋さんは、思った以上に活用できる存在です。

なじみがない方も、この機会に質屋さんの良さを見直してみませんか?

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