とにかく古ければ何でも骨董品、または美術品になると思ってはいませんか?

その認識、実は間違っているんです。

あくまでも骨董品や美術品は、希少価値が高い物と定義されています。

ただ単に古いからといって、骨董品や美術品として高く売れるわけではありません。

○○鑑定団などで、「実家に眠っていた壺が驚きの金額に!!」

なんてありますが、そういった話は稀中の稀です。

高価買取対象となる骨董品や美術品には、満たしていなければならない条件があります。

条件その① 高価買取対象とされている作家の作品であること

「有名な作家の作品」ならば高価買取対象ではなく、あくまでも「高価買取対象とされる作家の作品」であることが重要です。

例を挙げて検証してみます。

人間国宝 茶碗 金重陶陽 買取:100万程度 備前焼
加藤啓 買取:1万円程度

同じ人間国宝で備前焼の有名な作者でありながら、買取金額の差は歴然です。

今回は「金重陶陽」「加藤啓」という陶芸家で比較してみましたが、絵画やほかのジャンルでも、こういった金額の差は生じます。

しかし、なぜこれだけの差が生じてしまうのでしょうか?

そこには、大きく2つの理由が考えられます。

◆人気作者であることが高価買取の第一条件

たとえ人間国宝でも、人気な作者でなければ買取金額は高くなりません。

どのジャンルでも言えることですが、買取業界では「人気かどうか」は非常に重要です。

草間彌生のように、文化勲章を受章し世界の影響力のある100人に選ばれるなど、日本のみならず、世界的に認められることで人気が沸騰し、作品の価格も高騰します。

そういった予備知識を持っていることで、流行を敏感に察知し、売り時を見極めることができれば、より高額での売却が可能です。

◆作品の数が少なければ買取金額が高くなる

作品数が少なければ希少性が高まり、買取金額も高くなります。

これもどのジャンルでも言えることですね。

たとえ人間国宝の作者の作品でも、作品数が多ければ買取金額は下がるということです。

要するに、買取金額が高い作品は、「人気作者による希少な作品」ということです。

条件その② 付属品が揃っていること

骨董品や美術品にも付属品があります。

箱や鑑定書などは、買取金額に大きく影響するので必ず保管してください。

付属品はその物を特定するツールにもなりますので、真贋判断の際にも役立ちます。

そのため付属品が無いだけで、物によっては数十万円も買取金額が下がる場合も。

付属品がない骨董品や美術品は、安くなると考えておいたほうが良いでしょう。

条件その③ 状態が良いこと

骨董品や美術品は古い物が多いので、状態が良い物が少ないのが現状です。

そのため、状態が良ければ良いほど買取金額は高くなります。

ただ現代美術品でも、画廊に展示しておいた絵画は光で焼けてしまいます。

ブランド品や時計などと同じように、骨董品や美術品も状態の良し悪しが重要ということです。

まとめ

買取店に持ち込まれる陶器や絵画などは、そのほとんどが贈答品やお土産品です。

そして、そういった物を持ち込む人のほとんどが「高く売れるのではないか?」と思っています。

そのため、査定金額を聞いて残念がる人を何人も見てきました。

骨董品や美術品は、他のジャンルとは違うイメージを持たれている人が多いのですが、

高額で買取出来る物の条件は、どのジャンルでも共通なんです。

鑑定士が重要視する要素は「人気」「希少」「綺麗」の3つです。

もし、骨董品や美術品を買取店に持って行こうと思っているなら、

ぜひ参考にしてみてくださいね♬

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