何代も続く一軒家住んでいる方や、ご自宅に蔵を持つ方が、

ある時ふと見つけることが多い、年代もののお宝アイテム。

その代表格が「刀剣・鉄砲」「象牙」「記念硬貨」の3つです。

値段の見当がつかないだけに、売った時の期待が膨らみますが、

実は、売る時に気をつけなくてはならないことがあります。

では、3つのアイテムについて、注意点を順番に見ていきましょう。

その1●見つけたらすぐ申請!「刀剣・鉄砲」

刀剣や鉄砲に関しては「鉄砲刀剣類登録証」が必要になります。

これは売る以前に、所持しているだけで申請しなくてはならず、

登録証がないと「鉄砲刀剣類所持等取締法違反」として罰せられます。

こちらの登録については、都道府県の公安委員会の管轄になり、

「美術品の価値があるかどうか」で判断、合格した時のみ登録証が発行されます。

とはいえ、モデルガンなど以外は、大半が合格するようです。

もし、刀剣や鉄砲が使えない状態だったとしても、

形を保持していれば登録証が必要です。

例えば300年前の火縄銃や、錆びてしまっている鉄砲など、

明らかに危険性が低いと思われても、登録証が要ります。

さて、売買に関しては、上記の登録証さえあれば可能です。

高値になる条件としては「状態」と「鑑定書」がポイント!

特に鑑定書は、あるかないかで金額が一気に変わり、

例えば100万円くらいの価値を持つものだったとしても、

鑑定書がないだけで、20万円くらいになってしまいます。

鑑定書には、作られた時代や作家の名前が記されているので、

それが有名作家の作品だったなら、金額アップも予測されます。

刀剣は海外の方から人気があり、毎年「刀剣EXPO」なるものも開催されているほど。

何代も続く家に住んでいる方にとっては、期待が高まりますね!

ちなみに、これらが見つかるのは圧倒的に屋根裏が多いそうで、

無防備な状態で触れてしまい、大ケガをしたというお話もちらほら。

ですので、取り扱いには充分お気をつけください。

その2●売り買いが難しい「象牙」

象牙に関しては、所持するだけなら許可は要りませんが、

売り買いする時には「国際希少野生動植物登録証」が必要です。

違反すると、5年以下の懲役または罰金500万円、

法人の場合、1億の罰金が科せられることもあります。

象牙は、1989年以降、ワシントン条約の「種の保存」に基づき、

国に手続きを行い、特定国際種事業者と認可されている業者からしか、

購入ができなくなっています。

空港などにもよくポスターが貼ってあるので、ご存知の方も多いですが、

1989年以降は輸出入も禁止されており、

業者の数自体も少なくなっているのが現状です。

登録証に関しては「原型を保持しているか」が問題となり、

少しでも曲がっていたり、彫刻が施してあってもNG。

登録証を持っていない業者は、扱うことすらためらうことも多いそうです。

そうなると、象牙を手に入れたい場合、

ネットオークションなどが中心になってくるのですが、

今年7月には、楽天が一切の象牙商品の売り買いを禁止しており、

他のサイトでも、近い将来、禁止となる可能性が高くなるでしょう。

今後、象牙が欲しいという方は、上記許可証を持つ業者からの購入になりますが、

逆に「本物である」という証明になるので、

クオリティを求める人にとっては、望ましいかもしれないですね。

その3●加工したら絶対NG。「記念硬貨」

オリンピックや万博、天皇ご即位などのおめでたい節目に、

造幣局から発行される記念硬貨。

マニアにとっては、永続的に高価買取が望めるアイテムです。

こちらは特に許可の必要はないのですが、ただひとつ

「原型のままであること」が条件になります。

かつて、昭和時代の記念硬貨には、10万円硬貨や20万円硬貨といった硬貨があり、

これを溶かして売ると、もともとの金額より高くなることがありました。

当時は、溶かして売る人が続出したそうです。

しかしこれは立派な犯罪。

お金を改造することは、絶対にダメです!!

たとえ手品で使うような場合もNGです。

必ず硬貨という形を保持したまま、売り買いしましょう。

番外編●ブランドのコピー品にも注意!

メルカリなどのフリマアプリや、ネットオークションで多く見かけるブランド品。

もし、ブランドのコピー品を売った場合は、著作権や商標権の間接侵害として、

10年以下の懲役または1000万円以下の罰金が科され、

悪質だとみなされた時には、両方が適用されます。

悪意を持って、コピー品を売りさばくのは問題外ですが、

コピー品と知らずに売ってしまった場合でも、罪になります。

使っていた本人もコピーと知らず、売りに出すケースが多いようですが、

「知らなかったから」という理由で、罪を逃れることはできません!

罰則も、5年以下の懲役または500万以下の罰金が科せられます。

ブランド品のトラブルは、ネットオークションやフリマアプリでも多く、

トラブルを防ぐには、売っている業者の履歴や、

トラブルが起こった時の対応、コメントなどをじっくり見るしかありません。

警察も介入しないですし、お金が戻ってくることもないので、

自分で自分の身を守るしかないのです。

フリマアプリやネットオーククションは気軽にできる分、こうした注意が必要です。

まとめ

自宅に眠っていた、意外なお宝。

マニア受けするアイテムを売るのは、ちょっとしたお小遣い稼ぎになりますが、

売り買いするには注意点があります。

 

①「刀剣・鉄砲」「象牙」には、登録証の申請が必要。

②「記念硬貨」は、原型のまま売り買いすること。

③ブランドのコピー品は、知らずに売り買いしてもNG!

 

①や②は少々レアケースではありますが、③はよくあるトラブル。

決まりを守って、安全に売り買いしましょう。

 

 

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